八幡神社

徳島市伊賀町1-7(平成19年3月28日)

 この神社は眉山公園の東山麓に鎮座しています。自然林の緑豊かな眉山を背景に、神域の神々しさと静謐さを感じる事が出来る神社でした。
 素晴らしい神社ですが、案内が無く、創建、由緒は不明です。御祭神は誉田別命でしょう。境内左手奥には、四国、特に徳島に多い伝説上の狸を祀った、ほうろく大明神、八兵衛大明神、六兵衛大明神、大岩大明神等が鎮座しています。その他、稲荷大明神、家神社等の境内社、末社なども点在していました。

神社入口 江戸後期建立で
三間社流造千鳥破風の
市指定文化財・随神門
見事に神域を具現している境内の様子
早朝のせいもありますが、自然林の緑濃い眉山を背景に、淡いうす紅色の桜の花びらとのコントラストに息をのむ様な美しさを感じ、社殿や数々の境内社、そして何よりも生まれて始めて見た、社殿を取り囲むように組み上げられた石垣の変形のような階段に度肝を抜かれると共に、神々しさを体験致しました。
拝殿 拝殿内の様子
明和6年(1769)生まれの垂れ耳、まん丸眼の可愛い狛犬です。
鬣も尾も束が太く立体的に作られていて、尾は広くお尻に被せてあります。
只、阿吽とも所々欠けてしまっています。
吽の上の歯が下唇を噛みしめているようなのが面白いですね。
    狛犬の拡大写真はこちらで
(石工・大坂炭屋町 五兵衛 明和6年(1769)正月吉日建立)
本殿 末社三社
境内社・稲荷大明神
境内社・ほうろく大明神
四国、特に徳島に多い伝説上の狸を祀ったもので、頭の格好が
ほうろく頭巾をかぶったのと似ているのでこの名がつけられたといいます。
今では所願成就の神として祀られていますが、
その昔は、いろいろと悪戯をして人々を困らせたといいます。
境内社・八兵衛大明神
ここも四国、特に徳島に多い伝説上の狸を祀ったもので、
戦災前までは富田町の按摩小路に歯痛の神として鎮座していました。
都市計画のため住居を失い、富田八幡神社に祀られています。
境内社・六兵衛大明神、大岩大明神
 ここも四国、特に徳島に多い伝説上の狸を祀ったもので、
六兵衛大明神は江戸時代から新町商店街に住み、
昔は「阿波の狸合戦」で西の侍大将として勇名をはせましたが、
その後は商売熱心で、又芸事に励み粋人として名を馳せました。
 大岩大明神は良く人をだまして土産の料理を取って食べたといわれ、
いろいろと悪戯をして人々を困らせたといいます
。特に水商売には霊験あらたかでしたが、料亭伊左久の下から、
現在は六兵衛大明神と共に此処に合祀されています。
境内社・家神社
境内社・厳島神社?
上記の境内社前にいる年代不明の小さな狛犬。
阿吽共に頭上に模様付きの小さな突起が付いています。
賢そうで、付きだした牙がキュートで可愛いですね。
境内に咲く櫻のお花。未だ三分咲き位で残念。