大正琴は演奏表現をつけにくい楽器です。

それは撥弦した音に余韻が少ないことと、音量の変化がつけにくい楽器であるからだと思います。

(ただこれらはアンプやミキサーの力を借りれば補うことが可能ですが)

音色に関しては同じ音程の弦を3本、1オクターブ低い同音の弦を1本張ってありますので、復弦楽器であるマンドリンと比較すると豊かな響きを出してくれます。

大正琴の魅力は上のように、「表現力の少ない豊かな音色」といえるのではないでしょうか。

表現力のない無機質な音は人の心を癒す力があると言われています。

ハープやハープシコード、オルゴールの音色などと同じように大正琴にも人の心を安らかにしてくれる力があります。

そんなすばらしさを持つ大正琴

心から尊敬いたします。